Tokyo2020マスコット覚えてますか?

Tokyo2020マスコット

2024年。
今年は何の年かご存じですか?
そう、オリンピックパラリンピックイヤーです! 今回はパリで開催されますね。

夏季・冬季それぞれ4年に一度の祭典ですが、前回の夏季大会はコロナ禍にぶつかってしまったこともあり、実質は3年ぶりの開催になります。

一年延期となったTokyo2020大会、2021年になってもコロナ禍は収まらず、残念ながら無観客試合となってしまいました。そんな中でも多くの関係者の方、ボランティアの方の支えがあり、多くのアスリートの輝きとともに幕を閉じたTokyo2020大会。それを影日向に、大会を支えてくれていた存在があります。

大会マスコットの、ミライトワとソメイティです。

大会前の2018年7月22日にデビューして以来、日本全国北から南まで、時には世界に飛び出してオリパラの機運を高めるのに駆けまわっていたふたりでしたが、コロナ禍により表舞台に登場することがほとんどなくなってしまいました。見覚えがない方、なじみがない方も多いかもしれません。

今回はあらためてふたりの紹介をさせてもらえたらと思います!

誕生

Tokyo2020マスコット選出は、全国の小学生の投票によって選ばれるという、過去大会にはなかった史上初の試みによって行われました。
3案のひとつであったミライトワとソメイティは、ライバルを抑え10万票を獲得して、大会マスコットに選ばれたのです。
その体に大会エンブレムと同じ市松模様があしらわれたふたりは、インターネットを使ってデジタル世界と現実世界を自由に行き来する存在として、子供たちのワクワクをエネルギーに誕生しました。

マスコット紹介

ミライトワ

ミライトワの名前は、「未来」と「永遠」という言葉を掛け合わせ、「素晴らしい未来を永遠に」という願いが込められています。
正義感が強く、いつも元気いっぱい!
運動神経抜群で、特技は瞬間移動。大きな耳のように見えるあれは、実は翼だったりします。
好奇心も旺盛で、思い立ったらすぐに行動する性格。最新情報を手に入れるのも得意ですが、古いものも大事にする、広い心の持ち主です。

オリンピックでは、開会式閉会式ともに出てくることは叶いませんでしたが、なんと、パラリンピック閉会式にソメイティとともに登場。パラリンピック式典にオリンピックマスコットが参加するのは異例という、特別待遇での登場でした。

ソメイティ

ソメイティという名前は、桜を代表する「ソメイヨシノ」と非常に力強いという意味の英語である「so mighty」から生まれました。
普段は物静かですが、いざとなったらパワフル! みんなから頼りにされるような性格です。一見クールに見えますが、自然を愛する優しい心の持ち主。ミライトワと同じく、子供たちのワクワクをエネルギーに誕生しました。耳のように見える桜の触覚で自然とコミュニケーションを取ることができ、なんと超能力も使えちゃいます。

特徴はなんといっても大きなマント。くるんと振り返るとひらりとマントが靡いてかっこいいのです。パラリンピックマスコットらしく、手話も得意! 去り際によく「ありがとう」の手話をしてくれるのを目にします。

活動

デビューから大会まで

大会前の2018年7月22日にデビューしてから、Tokyo2020大会を盛り上げるべく東京はもちろん、全国津々浦々各イベントへの登場、時にはなんと世界にまで飛び出していましたが、残念ながらコロナ禍により表舞台に立つ機会は激減…。悲しいことにマスコット不要論すら飛び出していました。

しかし、観客のいないフィールドやバックヤードで人目につかないながらもけなげに活動を続けていたふたり。パラリンピック閉会式でそろって登場したことで、たくさんの人がそのかわいらしさに注目することになりました。

大会後から現在

すべてのプログラムが終了し、ふたりに会える機会もない中、閉会式で注目されたふたりの人気はSNSでじわじわと加熱していました。

ほどなくして開催されたARIGATOイベント(大会グッズ販売や大会品展示)ではなんと、ふたりのグリーティング(マスコットと一緒に写真が撮れる機会)の場が用意されることに! これを逃したらいつ会えるか分からないファン心理に火がつき、先着順の整理券は毎日すぐになくなってしまうほどの大人気ぶりでした。

ふたりのかわいらしい姿はSNSを通じて瞬く間に拡散され、イベントは大盛況で終わります。一か月後には第二弾も開催され、再びファンの前に現れたふたりは惜しまれながら2021年の活動を終えたのでした。

大会マスコットの権利というのは、開催年までは開催都市にあるのですが、それを過ぎるとIOC(国際オリンピック委員会)・IPC(国際パラリンピック委員会)に移るようになっています。

現在ミライトワとソメイティは自由にイベント出演できる状況にはありませんが、東京都はオリパラ開催を機により一層成熟した都市として進化を遂げようと、大会を通じて生み出された様々なレガシーを発展させるための取り組みを行っています。
その取り組みに寄与する形で、2024年の今も、時折関連イベントに出てきては、愛らしさをいっぱいに振りまいてくれています。

まとめ

いかがでしたか? 知っている人も知らなかった人も、ミライトワとソメイティの魅力を少しでも知っていただけたらうれしいです!

Tokyo2020が終わっても大会レガシーを盛り上げようと各種イベントに登場してくれているミライトワとソメイティ。今年はオリパライヤーなのでひょっとすると登場機会も増えるかもしれません。
ぜひ機会があったらふたりに会いに行ってみてください。かわいいふたりに心打ちぬかれること間違いなしです! かわいいは正義!

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